- 2018年5月11日
- 2021年5月8日
- キャンプツアー
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ゴールデンウィーク真っ只中。日本の端っこ西表島でも、海も山も川もどこも人で溢れてます。
西表島は信号が2つしかないので、なんとか車の渋滞はおきないものの、西表島で一番人気のピナイサーラの滝へ向かうマングローブの川は毎年カヌーで大渋滞をおこしてます(笑)
そんな一年で一番忙しいこの時期に毎年遊びに来てくれるお客さん。みなさん西表島で知り合い、仲を深め、西表島じゃない場所でも集まったりしているようで、その集まりの中でキャンプがしたいと言う話になり、今回依頼がありました。
一言ガイドから言わせてもらいます。
「ゴールデンウィークに無人島でキャンプなんて贅沢だぞーー!!」
本日の参加者の二階堂ファミリー。僕が初めてガイドをした時は一番前に乗ってる5歳のアッキーはまだお母さんのお腹の中にもいなかったなのに、人ん家の子供の成長は早い(笑)
5歳の子が西表島できる可能性をみなさんに教えてくれますよ
去年も一緒に西表島の座礁船のツアーに参加してくれた藤原夫妻。360度カメラThetaをポケットに忍ばせてます。いつもツアーの様子を動画で編集してくれます。今回も楽しみ!!!
こちらは夫婦、ではなく、別々のご参加。タンデムの前にお座りの女性みちこさん。旦那さんはこの日は西表島近海の仲之御神島でダイビングらしく1人で参加。そんな遊び方もあんのよ〜〜!
そして後ろの男性は鈴木さん。僕のホームページのトップのドローン映像をとってくれた方です。
みなさん、西表島をおそらくもう10回以上はきてるんじゃないかという強者揃い。
毎回写真を撮り忘れるんですが、シーカヤックの前と後ろにはテントやマット、テーブルやイス、3食分の食材、そして大量のお酒が入っております。重たくなったカヤックはなかなか進みませんが、
1時間ほどで、今日のキャンプ地の外離島のビーチに到着です。毎年ゴールデンウィーク辺りで梅雨入りしたりと、天気が必ずどこかで崩れるんですが、今日は見事なまでの晴れ!!少し強めの風も吹いていて、最高のキャンプ日和な気がしました。
そしてまずは、、、乾杯でーす!!テントをたくさん積んだ藤原夫妻のカヤックは特に重たかったみたいで、ここに着くのにかなり力を使ったみたいでしたが、奥さんのあやのちゃんはこのビールで全て帳消しと言ってました。(笑)
さてさて一息ついたら、先にテントの設営です。みんな各々好きな場所を見つけてテントを張っていきます。細かく柔らかい砂の広がる今回のビーチ。マットも必要ないかもしれません。
そして少々フライングですが、誰がやってとも言っていないのに、アッキーは流木を集めてきましたよ。
キャンプファイヤーが楽しみなのよね?!
みんなで薪拾いなどしてると気付いたらもうお腹ペコペコ。
タープを張ってその中でお昼ご飯です。
まずは八重山そば。主婦のあさみちゃんにも盛り付けなど手伝ってもらいます。盛り付けや飾りはやはり女性がうまいのです!!
お腹もふくれたので、お昼からは干潮を狙って、歩いてお隣のびーちに向かいます。
外離島のすぐ横にはシラス浜と言うそれはそれは綺麗なビーチが広がってます。僕はここのビーチをタヒチビーチと呼んでいたほど、海外のようなロケーションのビーチだったんですが、、近年潮や地形の変化によりゴミがたまるようになってしまい、前ほどの綺麗さはなくなってしまいました。
しかし今回ここにきた理由は、、、
これ何してるかわかります???
おっ、アッキーが正解を持ってきてくれましたよっ。
これイソハマグリ。 そう正解はみんなで、潮干狩りをしてるんです。この2.3センチほどの小さめのチドリマスオ科のハマグリ、図鑑で調べたりすると食用には向かないみたいな事が書かれていますが、西表島、いや沖縄の人はこれを普通に食べるんですよ〜。この間もここから近くの船浮のおじいがこの浜にハマグリを採りにきてました。
慣れてくると10分ほどでこんなにたくさん採れちゃいます。近年、全国で潮干狩りはゴールデンウィークの定番になってきているせいもあり、千葉で有名な富津海岸や牛込海外なども規制がかなり強くなってきていると聞きますが、
ここは取り放題です(笑)規制となる壁は自分のやる気と時間だけ。
みんなで集めたら1時間もしない間に、、、、いやいやとりすぎ。。。
採ったハマグリ達は一晩潮につけて砂をはかせます。すぐに食べたいところですが、明日の朝までお預けです。
場所はかわって島を少し散策。ビーチから森へ繋がるあぜ道を進んでいで行くと
小さな小屋が出現。
恐る恐る、、お宅訪問、、、
中はもちろん今は誰も住んでいませんが、5年ほど前まで、ここには西表島では有名な裸のおじいちゃんが住んでました。僕も何度もお話しに行った事もあったんですが、色々あって西表島に移住しその後体を壊して今は療養中とのこと。僕が知ってるおじいは82歳でした。「西表島 裸のおじいちゃん」で、検索するとYouTubeでおじいちゃんの姿がこの小屋が見れますよ。
この日は割と風が強く、近くの珊瑚の綺麗な場所でシュノーケルも考えていたんですが、結局つみその後は皆、釣りをしたり、飲んで、まったりしたりと各々のんびり時間を過ごします。
珊瑚のカケラであやのちゃんが作ってくれました。
さて、そうこうしてる間に夕暮れ時。
暗くなる前に夕食の準備です!!
本日は BBQ!!
やってみたかった憧れ鉄串BBQ(笑)
箸もいらないし、手も汚れないぞと思ってたけど、串に具材を刺す時にめちゃんこ汚れたね。
女の子はよく食べるねぇ〜
ご飯4合を炊いて焼きおにぎりにしたものの7人ならあっと言う間になくなった。
お腹も落ち着き始めると、夕日もゆっくり沈んでく。帰路につかなくていいんだと思えるこの幸せ、キャンプをしてみないと味わえない感覚。
BBQが終わっても意味なく流木を燃やして、メラメラ燃える火を眺めて、
夜中の12時くらいまで喋ってたね。
次の日。潮の関係上、この日ちょっと寄り道して帰りたい場所があったため、ちょっと早めの朝ごはん。寝不足の体にはコーンスープがしみわたります。
そしてテーブルの真ん中には昨日とったイソハマグリ。残った日本酒をいただいて、酒蒸しにしました。
午前9時。テントもテーブルも椅子も全〜部カヤックの中にしまって、出発です。食材はみんなのお腹の中に入ったので、行きよりはかなり軽いです。
最後は外離島を一周して帰ります。
今までの海も綺麗ですが、この辺りの海はさらに輝きを増します。
少しビーチに上陸して高台に登って海を眺めます。ここから海を眺めると地球は丸いんだって事に気づきます。
アッキーはソーダ色の海でプカプカ。
そして最後のカヤックは向かい風でかなりヘロヘロになりましたが、お昼の12時にお宿に戻ってきました。
ゴールデンウィークと言うのに他の人と全く会う事なく、のんびりとそして刺激のある連休を過ごせたかな??
また来年も?来ていただけるようにいろんな作戦と、ガイド力を磨いていきますよ。
2日間お疲れさまでした。