- 2018年4月25日
- 2021年5月8日
- 貸切ツアー
- 1507view
西表島に幻の湖と呼ばれる場所があるのをご存知ですか?西表島の上を飛ぶ石垣、与那国便の飛行機が上空から西表島のジャングルの奥地に池のような水場を発見した事で知られるようになったと言われています。
幻の湖までのルートはいくつかあるんですが、当店でも行っている秘境マヤグスクの滝からだとさらに滝から3時間ほど歩くとされているので、今回は1日と言う事もあり、目印はほとんどない最短と言われてるユツンの滝ルートからアタックしました。
今回のメンバー。みなさん山登り経験者。西表在住、石垣在住、そして西表島に2ヶ月に一度は遊びにこられると言う濃いメンバーが揃いましたよ(笑)
ちなみに一度GPS片手に1人で山を走って、往復5時間程で帰ってきた事もあるので、人数が多くても片道5時間あれば着くでしょう(笑)
当日はまだ冬の寒さもの残る3月中旬。北風はまだまだ冷たいものの青空いっぱいの快晴に山登りするには丁度いい気候になりました。
こんな人工物もここで最後です。
まずはユツンの滝に向けて1時間半のトレッキングスタートです。
ユツンの滝の記事はこちら↓↓↓↓
沢付近ではつくしのように伸びた姿が愛らしいシュスランのお仲間キンギンソウや
ユウコクランも開花を迎えていました。
連日の強風のせいか、幻の花とも呼ばれているセイシカは終わりを迎えるように一枚岩にびっしり落ちていました。
休憩を挟んでは花のお話をしたり、、
岩を動かそうとしてみたり、、、
なんだかんだしているとあっという間にユツンの滝到着です。水量は乏しいものの、三段の岩の迫力はいつ見ても圧倒されます。
そして少し体を休めては
とりあえず滝上を目指します。
1時間半でこんなに上がってきたんだと、遥か下にちょこっと見える県道と車がジオラマみたいに見えます。滝から滝上までは20分。
のんびり話ながら写真をとったりと実際滝上までは2時間弱もかかってしまいました。
滝上の見晴らしのいい所には絶滅危惧種のヤエヤマヒメウツギが咲いていました。
花と一緒に滝上の絶景でのんびりしたい所ですが、今回目指す場所はここじゃございません。
ここからが本番です。
あまり人が踏み入らない苔生した岩を奥へ奥へと進んで行きます。
このまま沢沿いを進んでいくと西表島の最高峰の古見岳に1時間ほどでつきますよ。
古見岳の過去の記事はこちら↓↓↓↓
ここはリュックがつっかえて難儀しましたね。
そして滝上から40分もすると一気に急坂1時間。標高をみると390mほどまで達しています。ここがやっぱり一番ハードだったのかな?!みんなヒーヒー言いながら頑張ってついてきてくれました(笑)
そしてここから奥は珍しい植物とも出会えました。
メンバーの中にランが大好きな方もいて、普段花が咲いていなければ、見過ごしてしまいそうなものにも目がいってしまいました。
日本ではかなり希少な大型の着生ランのリュウキュウセッコク。開花は夏らしく花はまだ写真でしかまだ見た事ない。
葉の模様が可愛い過ぎるキバナシュスラン。名前のキバナとあるように花は黄色だと言われていたんですが、実は白いみたいです(笑)
目立たないものばかりではなく、レンギョウエビネはしっかり花を咲かせていました。僕は初顔合わせ。
奥に進めば進むほど普段見れない植物と出会えます。
そして滝上から歩き始めて2時間、この辺りから森林管理署のピンクリボンは何度も途切れ、もはやGPSがないとけっこうきつい道になってきます。藪漕ぎに藪漕ぎを重ね1時間、、、
こんなトロ地の流れのない沼を何個か超えると
きれいな川の流れが見えてきた。。
そして登り始め開始から5時間半、、
とうとう
幻の湖に到着です!!!初めてここにくる時の前評判はただの泥地の池や、沼みたいだよと聞いていましたが、陽当たりもよく水も澄んでてなかなかいい場所です。
お客さんがドローンで空撮してくれました。直径にして50mはあるんじゃないかな?!
この川を下ってくと、マヤグスクの滝のある板敷川にぶちあたります。
もちろん周りは全てジャングル(笑)
そしてメンバーの鈴木さん。この湖で泳ぐのが夢だったようで。。冷たーい湖の中、
シュノーケルをつけて泳いでました(笑)
僕も後から後悔するかも、、、、、
なんて思わないほど、水は冷たかったので、やめました。
最後に記念撮影!
「ここがきっと西表島の最秘境!!」
ここまで頑張って歩いた距離と時間と工程を考えるとそう言われてるのも頷けますね。帰る事を考えると嫌にもなりますが、、、それもしっかり噛み締めて日が暮れないうちに帰りましょう!!
どうしても行きたーいと言うドMな方はご連絡ください(笑)
西表島をもっと知りたい人へ!!
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